2012年7月12日木曜日

本(沈まぬ太陽1~5)







会社の後輩に「龍馬がゆく」を貸してほしい、その代わり「沈まぬ太陽」を貸してあげます。
とよく分からないお願いをされた。
別に交換条件がなくても「龍馬がゆく」を貸すんだけど・・・

そんなキッカケで沈まぬ太陽を読んだ。
ま、前から読んでみたいなと思っていたから、タナボタなんだけども。


山崎さんの本は初めて読んだけど、後味悪い。。

結局、若い頃に組合活動をしかたなく引き受けたら、
延々と不遇な会社人生を送ることになった。という内容。

5冊読み進んでいて、さすがに最後は少しでもハッピーエンドなんじゃ?
と思っていたが、見事に裏切られた。

「色々頑張ったけど、何も変わらなかった」という「会長室編」は本当にいらなかったんじゃないかなぁ。

心に残ったのは「御巣鷹山編」。
1985年の日航機墜落事故の話しです。

当時私は小学生だったから、
事故現場のテレビを見て「すごいことが起こった」という感想だけだった。

大人になって、ネットが普及してから、事故のWikipediaや、ボイスレコーダーのフラッシュムービーも見た。
それなりに知ってはいたけど、航空会社側の視点で初めて読んだ。

そりゃ「大変だったんだろうな」と想像はできるけど、
生々しい現場や、遺族の描写は涙なしには読めなかった。(電車の中だから相当ガマンした)

御巣鷹山編だけでも読む価値はあるかもね。
この後、飛行機事故のWikipediaを読み漁ってしまった。



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